陶芸家 小澤順一の
ユニークな作品展

陶芸家について・・

小澤順一 岐阜瑞浪の陶芸作家。
この作家は大変な読書家で、その莫大な量ののほとんどが知的・文化的分野のものだ。
そんな作家の知的・文化的陶芸作品の世界(笑)をどうぞお楽しみください。

ちなみに、作家は文化的知識をひけらかさない。
作品でも。

作家はカメラの腕もなかなかいい。器を自分で撮ってみるとおもい知る。

作家の師匠は、あの鈴木五郎氏だ。

つい先日、作家がすすめるBS番組(知的・文化的)があったので、
観終わった後にわざわざ感想を伝えたら、
「あっそう。僕は観てない!」そんな性格です。

能登半島地震で被災して、結構まいっていたら、
段ボールいっぱいの笑える器が届きました。
「地震見舞」と書いてあった。

作家は立体剛性についての造詣が深い。
「ケント紙で強度ある立体をつくる」という課題があった。
「出来上がった立体に椅子をのせてみろ!」と大先生がおっしゃったので、
2〜3脚のせてみるとほとんどの作品はつぶれた。
作家の作品に6脚目の椅子がのったとき教室内がどよめいた。

そういえば作家の怒ったり慌てたりするのを見た記憶が無い。
人と争うところなんて想像できない。
けっこうズケズケ云う方なんだが?・・不思議な性格です。

作家はギターを爪弾きながら照れもせずに歌うことがある。
存外自然でいい声である。
歌って泳げる陶芸家。

環境に優しい作家を助手席に乗せて、少し乱暴な運転をすると
「スピード出してうれしい?」
っていうような注意のしかたをする。

作家は早朝から兎に角よく歩く。
僕の家に来た時も早朝から歩きまわる。
田舎では見慣れない人への警戒心が強い。..すこし迷惑!

作家は一人暮らしが永〜いせいか
料理のレシピはかなり豊富です。
(かなり挑戦的な創作料理もある・・。)
工房はさながら陶芸のできる民宿みたいだ。

作家から預かってる本の中から一つ印象的な文を紹介したいと思います。
「芸術家とは、自分自身の主観的印象を整理して、
それらの中に、一般的客観的な意味を見出す方法と、
それらを、納得できる形として表現する方法とを、知っている人間である。」
ふ〜〜ん。

作家は陶芸家になってから一度も欠かすことなく
展覧会の案内状を送ってくれる
筆まめだ。が、読みづらい・・。

作家は軽度のいたずらが好きである。
いたずらされた方の様子を伺ってる表情が独特なので、
すぐわかる。
ちなみに普段は能面みたいに感情がつかめない顔をしてる。

先日作家から展覧会の案内状が届いた。
切手は日本画家金島桂華の「牡丹」。
金箔の背景に一輪の牡丹である。素晴らしい!
それを社用の茶封筒に貼る神経に恐れ入る。
それから宛名の文字が独特で味わいがあるのはいいが、
- 宛先不明につき - ギリギリである。